心がふっと軽くなる楽しみを大事に
抗がん剤治療の期間は、どうしても体調の波があり、心が沈みやすい日もありました
そんな中で、私が心がけていたのは
「小さくてもいいから、心が楽しくなることを毎日に散りばめること」
治療はつらくても、楽しみを自分の中にひとつ持つだけで、気持ちは少しだけ前向きになります
治療中に私が大切にしていた“心が軽くなる習慣”をお話しします。
① 近所を散歩して、季節を感じる
体調がいい日は、できる範囲で散歩へ出かけました
外へ出るだけでも、風の音や季節の匂いに触れ、気持ちがスッと軽くなるから不思議です
「今日はいつもより歩けた」
「昨日より体が少しラク」
そんな小さな気づきが、自信にもつながりました
歩くスピードはゆっくりですが、立ち止まって空を見上げるだけで、なんだか心が整っていくような時間でした
② カフェで読書しながら、ひとり時間を楽しむ
治療の合間に頼りにしていたのが、近くのカフェ
家とは違う環境で人の気配を感じながら、温かい飲み物を片手に本を開くと、病気のことを少しだけ忘れられる“心の避難場所”になりました
体調が良ければ、少し遠くまで足を延ばし、また違った雰囲気を味わいながら、お茶を飲むことも楽しい時間となり、更にここまで歩いてきたという達成感が自信になりました
③ 美味しいものを食べて気分転換
体調がいい日や、診察に出かける日には、美味しいものを食べに行くのがご褒美時間でした
少し贅沢をしたり、ずっと気になっていたお店に行ってみたり、お店を探すのもまた楽しみの1つでした
副作用で食欲が落ちることもあったけれど、元気になったら「これを食べたい!」と考えるだけで気持ちが前向きになりました
美味しいものって、ただ食べるだけじゃなくて、心まで満たしてくれるんだと実感しました
小さな楽しみが、治療を支えてくれた
治療中は、どうしても「がんばらなきゃ」と気が張りすぎてしまうけれど、そんなときこそ“楽しむことをあきらめない”これが私の処方箋でした
想像以上に、こうした日々の習慣が心の支えになっていたんだと今では思います
散歩も、カフェも、美味しいものも、どれも大きなことではないけれど、私の心を前へ動かし続けてくれました
これからも、治療と向き合いながら前を向いていこうと思います

