抗がん剤治療の副作用にも少しずつ慣れて、「ようやく身体も心も落ち着いてきたかな」そんなふうに感じていた頃でした
術後半年の定期検査があり、「きっと大丈夫」と心配はしていませんでした
しかし、まさかの結果が伝えられました
反対側の乳がんも、抗がん剤で少し小さくなっているが、手術が必要だと
その瞬間、胸の奥がズンと沈み込むような感覚になり、言葉がうまく出てきませんでした
そういえば、「反対側も怪しい腫瘍があるが右側最優先で手術する」と先生がおっしゃっていたことを思い出しました
そんな大事なことを、どうして忘れていたのか?
でも、それが「がん」だとは、先生もハッキリおっしゃっていなかったはずだ、、、
いろいろ頭の中で思い巡らせながら、信じられない気持ちで、時が止まったような瞬間でした
「また手術…?」という現実を受け止められない気持ち
本当にショックで、「なんで?」という気持ちでいっぱいでしたが、落ち着きを取り戻しながら先生に質問しました
- 大きさやステージはどの程度か
- 全摘か部分切除か
- 手術の後の治療は抗がん剤が必要か
- いつ手術をするのか
大きさは1.4cmほどで、ステージⅠ
治療はホルモン療法で抗がん剤の必要はないこと
部分切除でも大丈夫そうだということ
今の抗がん剤治療が終わって1ヶ月経てば手術ができることを先生から返答がありました
- 「またあの痛みを経験するんだろうか」
- 「ホルモン療法はどんな副作用があるんだろう」
と不安ばかりで、また先生に質問しました
- 今回は腫瘍も小さく、更に抗がん剤で小さくなっていて、わきの下の転移もないだろう
- なので前回のようにわきの下のリンパ節郭清はしなくてもよいだろうとのこと
- 部分切除ですめば、術後も前回よりは早く退院でき回復も早い
- ホルモン療法は飲み薬のみで、更年期のような副作用がある
先生のお話で少しだけ安心できましたが、また詳しく検査をして実際どのように手術をしていくかが決まるそうです
それでも前へ進むために、気持ちを整えた
深呼吸して心を整えます
“手術ができるということは、まだ未来があるということ”
一度経験しているからこそ、手術の流れや入院生活のイメージも少しはつく
そのことが、少しだけ心の支えにもなりました
不安がまったくなくなるわけではないけれど、「前にもできたんだから、今回もきっと乗り越えられる」そんな小さな自信が、少しずつわいてきました
今、思うこと
治療って、ただ身体の病を治すだけじゃなくて、気持ちが負けないよう心と向き合うことが大切なんだと、あらためて感じました
2回目の手術を聞いたときの衝撃は忘れられませんが、不安な気持ちをそのままにせず、誰かに相談したり、話しを聞いてもらうだけで、心が少しラクになりました
不安を完璧に取り除くことはできませんが、考え方や捉え方で和らげることができます
「気持ちを前向きにする為の自分の扱い方を知る」ことで、少しずつ乗り越えることができます
これからの手術に向けて、また自分のペースで準備していこうと思います

